オンラインで学べる！資格が取れる

コーヒー資格の取得は、コーヒーやバリスタに関する本格的な知識や技術を高め、プロフェッショナルとして活躍するために役立ちます。

この記事では、日本バリスタ協会の「JBAバリスタライセンス」と「リライブカフェバリスタインストラクター資格」について、それぞれの内容をご紹介していきます。

両資格における講座の違いも解説していますので、ご自身に合った学習法を選ぶ際の参考にしてください。

日本バリスタ協会のJBAバリスタライセンスとは？

「JBAバリスタライセンス」とは、日本バリスタ協会によって認定されているバリスタの資格です。

コーヒーに関する知識やコーヒーの抽出方法の技術など、バリスタに求められる幅広い能力を身につけることができます。

専門的な知識を体系的に学べるため、バリスタを目指す方はもちろんのこと、コーヒー業界への就職やカフェの開業を考えている方にも役立つ資格です。

すでにコーヒーに関わる仕事に携わっているという方も、資格の取得を通して知識を深めることで、将来的なキャリアアップを目指せるでしょう。

JBAバリスタライセンスは初級、中級、上級と3つのレベルに分かれており、段階的に習得することが可能です。

さらに、3つのレベルに加えてJBA認定校の講師のためのJBAインストラクターライセンスも用意されています。

将来的にカフェオーナーとしてスタッフに教えることを考えている方や、講師として活躍したい方にはこちらのJBAインストラクターライセンスもおすすめです。

JBAバリスタライセンスを取得するためには、日本バリスタ協会が運営するスクールの講座を計2日間通い、後日開催される試験を受ける必要があります。

JBAバリスタライセンスのレベル別の内容

JBAバリスタライセンスは基本から応用まで3段階のレベルに分かれており、それぞれのレベルで体系な知識と技術を身につけることができます。

ここでは、それぞれのレベル別に基本的な内容をご紹介します。

いずれのレベルもライセンスの有効期限は発行日から3年間となっていますが、有効期限満了前に更新手続きが可能です。

レベル1（初級）

初級であるレベル1では、コーヒーやバリスタに関する基本的な知識や技術を身につけます。

具体的には、以下のような内容が含まれます。

• コーヒーの基礎知識（豆の種類、栽培、収穫、精製、ロースト、ブレンド）
• エスプレッソの抽出知識と技術、テイスティングの基礎知識
• カプチーノの基礎知識と技術

レベル2（中級）

レベル2は、レベル1で身につけた基礎知識を深め、応用力をつけていく内容です。

• コーヒーに関わる材料の知識（水や牛乳など）
• エスプレッソの抽出理論、高度な技術、テイスティング技術
• カプチーノの応用技術、デザインカプチーノなど

レベル3（上級）

レベル3は上級レベルとして、コーヒーやバリスタに関する高度な知識と技術を習得し、スキルアップを目指す内容で構成されています。

プロフェッショナルなバリスタとして活躍するための、より幅広い知識や応用力を身につけられます。

• コーヒーのテイスティング技術
• エスプレッソ抽出技術の応用、エスプレッソマシンの構造の理解
• ラテアートの応用技術
• 世界のカフェ事情について
• お客様対応

リライブカフェバリスタインストラクター資格とは？

「リライブカフェバリスタインストラクター資格」とは、日本フードベーカリー協会（JFBA）が認定するバリスタライセンスです。

コーヒーに関する本格的な知識や技術を身につけることができ、プロのバリスタやコーヒー業界への就職、カフェオーナーとしての活躍を目指す方に役立つ資格講座です。

講座はオンデマンド型なので、自宅や外出先など場所を選ばずに学習を進められるのが特徴です。

また、受講時間に関しても自分の好きな時間に学べるため、学習スピードを上げれば最短3ヶ月で資格が取得できるというメリットもあります。

逆に、仕事や家庭などの都合で十分な時間が取れない場合には、受講期間である1年の間にご自身のペースでじっくり学ぶことも可能です。

認定講座の修了者には受験資格が与えられ、テストでの合格を経てリライブカフェバリスタインストラクター資格の認定証が授与されます。

コーヒー業界への転職や就職を検討している方、将来的にカフェを開業したいという方にもおすすめの資格です。

JBAバリスタライセンスとリライブカフェバリスタインストラクター資格の違い

JBAバリスタライセンスとリライブカフェバリスタインストラクター資格は、いずれもプロとしてコーヒーに関する知識や技術を習得する資格として知られていますが、それぞれに違いがあります。

両者の資格に関する内容や特徴を知った上で、ご自身に合ったものを選ぶことが大切です。

以下で、 JBAバリスタライセンスとリライブカフェバリスタインストラクター資格の基本的な違いをご紹介していきます。

通学orオンライン

まずはじめに、資格を取得するための講座のスタイルが通学かオンラインかという大きな違いがあります。

JBAバリスタライセンスは通学型のバリスタクラスで、 全国に7か所あるJBA認定校で計2日間の講座を受講します。

JBA公認の講師によるリアルタイムの授業を受けられるので、理解を深めやすいのが特徴です。

常に最新の情報やトレンドを知るチャンスがあるのも、対面式ならではのメリットと言えるでしょう。

わからないことがあればその場で質問をしたり、生徒同士でコミュニケーションを取って助け合ったりすることも可能です。

JBA認定校は、東京、大阪、北海道、新潟に限定されるため、お住まいの地域によっては通学が難しい場合もあるかもしれません。

2日間という短期の講座となるため、遠方にお住まいの方は1泊2日などの滞在をして集中的に学ぶのも良いでしょう。

それに対して、リライブカフェバリスタインストラクター資格はオンライン講座で、ご自身のPCやスマホなどの端末から講座を受講します。

自宅の近くに学校がないという方でも気軽に受講できるだけでなく、通学の時間や費用を節約できるのも大きなメリットです。

講座はご自身の理解度に合わせて動画の速さを変えたり、学習量を調節したりできるので、着実に力をつけていくことが可能です。

リライブカフェバリスタインストラクター資格の講座はあらかじめ撮影された動画が配信されるオンデマンド形式なので、その場で質問することはできませんが、後日スクールのお問い合せページから講義内容に関する質問をすることができます。

また、講義内容に関する質問だけでなく、学習方法やキャリアに関する相談も受け付けています。

コーヒー業界に詳しく経験豊富なスタッフに、ご自身の希望するキャリアプランの悩みを聞いてもらうことで、安心感や自信にもつながるでしょう。

ちなみに、リライブではオンライン講座以外にも通学で学べるバリスタコースが用意されており、JBA公認インストラクターによる講座が受けられます。

通学とは言っても、リライブの講座は週に1回のコースや夜間、週末コースなど様々なコースから選べるため、スケジュール調整が難しいという方にも通いやすくおすすめです。

受講期間の違い

JBAバリスタライセンスとリライブカフェバリスタインストラクター資格には、受講期間の違いもあります。

JBAバリスタライセンスは受講期間が2日間と短いのが特徴です。

短期間でコーヒーに関する知識と技術の両方を学べるのが魅力ですが、詰め込み型の学習スタイルが苦手な方にとっては少しハードに感じられるかもしれません。

とはいえ、経験豊富なプロの講師による講義によって集中的に学習することができるため、ご自身の性格や生活スタイルによっては有効な方法です。

一方で、リライブカフェバリスタインストラクター資格は3ヶ月から1年間が受講期間となっており、その間にご自身のペースで受講を終えるスタイルとなっています。

1年以上かけてゆっくり学びたい方や、何らかの事情で受けられない期間があるという方などは、受講期間延長の相談も可能です。

ご自身の都合に合わせて学習を進められるため、日頃の生活が忙しい方や着実な知識習得を目指したいという方には効果的と言えるでしょう。

受験資格の違い

いずれの資格にも受験資格が決められているため、受験を考えている場合は必ず確認しておきましょう。

JBAバリスタライセンスの受講資格は、「コーヒー関連企業に就職していてエスプレッソ抽出経験がある方。または、JBA認定校が別途開講するJBA認定のカリキュラムの必要過程修了後1年未満の方。」とされています。

そのため、未経験から資格取得を目指す場合は、はじめにJBA認定カリキュラムの必要課程を受講します。

必要課程修了後は、1年以内にJBAバリスタライセンスを受講する必要があります。

仕事と両立しながら資格取得を目指す方などブランクが開く可能性がある場合は、うっかり失効してしまわないように注意しましょう。

リライブカフェバリスタインストラクターの受験資格は、「リライブフードアカデミー（通学及びオンライン）認定講座修了者」となっています。

オンラインでの認定講座を修了した場合も受験資格として認められるため、仕事などで忙しく定期的に通学できない方でも融通が利く方法です。

また、リライブフードアカデミーの認定講座修了後からリライブカフェバリスタインストラクターの受験までの期間の制限は特に設けられていないため、まずは認定講座を受けておき、その後ご自身のタイミングでリライブカフェバリスタインストラクター資格の講座を受けることができます。

まとめ

今回は、JBAバリスタライセンスとリライブカフェバリスタインストラクター資格についてご紹介しました。

どちらの資格も将来的にバリスタやコーヒー業界での活躍を目指す方や更なるスキルアップを目指す方にとって、プロフェッショナルな知識と技術を習得できるものです。

資格講座の内容が希望に沿ったものであるかという点はもちろんのこと、ご自身の性格や生活スタイルによって受講しやすいかどうかは異なってきます。

それぞれの特徴を比較検討して、ご自身にとって最適な学習方法を見つけてください。